観音霊場は、一般的に「札所」といい、観音菩薩との結縁を願う巡礼者が、自らの氏名と願い事を記した巡礼札を寺院の堂に貼り付けたことに由来します。札所では参拝の後、写経または納め札を御堂に納めて、納経帳に宝印の印影のご朱印を受け、納経料としてお布施を納めます。
北陸観音霊場は、昭和54年に富山・石川・福井の真言宗寺院が中心となって開創したもので、当中山寺が第一番の礼所です。巡礼に際しての納経用具等は、下記のとおり当寺で完備しておりますから、事務所へお申し出ください。
拝観料 | 400円 |
拝観時間 | 9時~16時 |
北陸観音・若狭観音・白寿観音のご朱印を授与いたします。
表紙:¥700
ご朱印:¥300
ガイドブック:¥600
笈摺:¥2,000
お守り(テレカ):¥500
星供祈祷札:¥1,000~
勇乗大僧正染筆色紙:¥1,000
(定額位)
朱印軸:¥18,000
ご本尊生写真:¥2,000
(ご開帳法要記念品)
北陸霊場マップ:¥300
図書『若狭の古寺美術』¥10,000など各種ございます。
拝観を希望される場合は、事務所までお申し出ください。
当寺には江戸時代の茅葺の茶室があり、その昔、先住勇乗法印がよく茶会を催しておりましたが、二十年前の台風で倒壊してしまいました。平成22年がご本尊馬頭観音様の三十三年目の御開帳の年にあたりますことから、これを記念して裏千家今日庵様の卓越された設計とミリエーム様の丁寧なる施工により、このたび旧地に立礼茶室を再建し、さらに鵬雲斎千玄室大宗匠様から「望洋庵」と命名されました扁額も頂戴しました。欄間の透かし彫りの源氏香は、「薄雲」に「浮舟」を見る「東屋」で開く「手習い」の「松風の音」でございます、まさにその名のとおり、若狭の海が一望の下に眺められるこの立礼茶室で、心和むひと時に薄茶一服を愉しんでみてはいかがでしょう。